◆親鸞聖人の答えは、簡潔で明快だ。
「生きる目的は、金でもなければ財でもない。名誉でもなければ地位でもない。人生の苦悩の根元を断ち切られ、
『よくぞ人間にうまれたものぞ』
と生命の歓喜を得て、
未来永劫の幸福を生きること」である。
これを『摂取不捨の利益を得る』とも『無碍の一道』とも言われている。
『よろこばしきかな』で始まり、『よろこばしきかな』で終わる「教行信証」の、ピンピン輝く生命の歓喜は、この目的を達成した聖人の、熱火の法悦である。
(なぜ、生きる 高森顕徹監修)
◆幸福に生きる
人と比べたり
競ったり
戦ったりして
少しでも自分の中に人とは違った何かを見つけ出そうと必死になる。
しかし、そんな状態でたとえ何かを得た所で結局は枯渇感や焦燥感を感じ、また何かを探したり、競ったり戦ったりし始める。
なぜならば
わたしたちが求めているのは「感覚」であり、物質ではないからです。
充足感や安心感や安定感や幸福感は外側からやってくるものではなく、自分が認め受け入れ感じてゆくものだからです。
そんな感覚を感じる為には、
いまこの瞬間に身を置くことを意識すること
そして、
満たされている自分を堪能すること。
そしてどんな状態であろうとも自分の中に幸福感を見つけると決意することです。
そんな決意なくして
また、内側の充足感なくして真の幸せはえることは出来ない。
親鸞聖人の言葉がちりばめらたこの本は、
はっとしたりぎょっとしたり(笑)
しかし、そんな風に気づかせられながら
自分にとって何が大切なのかを思い出させてもらえる。
人生はとことんシンプルね♡